【審査員】
白石光隆(ピアノ・審査員長)
東京藝術大学附属高等学校を経て、東京藝術大学、同大学院を修了。1989年ジュリアード音楽院へ進む。1990年ジーナ・バッカウアー国際奨学金コンクール入賞。1991年学内におけるコンチェルト・コンペティションで優勝し、リンカーンセンターでジュリアード・オーケストラと協演。1992年帰国。
1994年第63回日本音楽コンクール声楽部門において、優れた日本歌曲の演奏に贈られる木下賞(共演)受賞。特筆すべきはその生き生きとした、圧倒的なリズム感と構築性、そして独自の宇宙を感じさせる微細なまでに磨かれた美しい音である。またレパートリーが広く、邦人、現代作品など分野を問わず才能が遺憾なく発揮されている。財団法人地域創造の公共ホール音楽活性化事業などの活動では全国を巡り、子どもたちへの教育プログラムにも積極的に取り組む他、後進の指導やさまざまなコンクールの審査員も務める。1年間の活動の集大成として、毎年定期的に東京で開催するソロリサイタルは2026年9月で39回を数える。意欲的なプログラムとさわやかなステージも魅力な、数少ない実力派である。ピアノを金澤桂子、高良芳枝、伊達純、小林仁、マーティン・キャニンの各氏に、室内楽をフェリックス・ガリミア、伴奏法をジョナサン・フェルドマンの各氏に師事。現在、東京藝術大学、お茶の水女子大学非常勤講師。
奥田なな子(チェロ)
東京藝術大学附属音楽高等学校を卒業と同時に文化庁在外研修員としてドイツ・フライブルク音楽大学に留学。ベルリン芸術大学に移籍、ディプロマを取得。更に同大学大学院ソリストコースにて研鑽を積み、国家演奏家資格を取得し、2011年帰国。
2006年バーデン=バーデンフィルハーモニー管弦楽団と共演。2008年京都・青山音楽記念館バロックザールにてデビューリサイタルを開催。2010年びわ湖ホール室内楽公演での演奏は「音楽の友」誌上で”清潔な技巧と呼吸”と評される。また常陸宮殿下・妃殿下訪欧の際には弦楽四重奏による御前演奏を行った。2012年日本演奏連盟主催・新進演奏家プロジェクトにおいて大阪いずみホールにてソロリサイタルを開催。翌年、同プロジェクトにおいて日本センチュリー交響楽団と共演。第1回秋吉台コンクール弦楽部門最高位受賞。2014年NHKラジオ番組「リサイタル・ノヴァ」に出演。2006年-2010年ローム ミュージック ファンデーション奨学生。2011-13年 兵庫芸術文化センター管弦楽団に在籍、フォアシュピーラー(トップ奏者)を務める。平成24/25年度(財)地域創造・公共ホール音楽活性化事業登録アーティストを務め、現在、同財団音楽活性化支援事業アーティスト。東京を拠点にソロから室内楽、オーケストラまで幅広く活躍しているほか、小学校へのアウトリーチ活動にも力を入れている。
田村真寛(サクソフォン)
神奈川県出身。東京藝術大学卒業。同大学在学中に安宅賞を受賞。第3回ジュニア・サクソフォーン・コンクール第1位。第19回日本管打楽器コンクールサクソフォン部門第1位、及び特別賞を受賞。
(財)地域創造公共ホール音楽活性化事業 支援アーティストとして各地でアウトリーチ活動を行う。
クローバー・サクソフォン・クヮルテット アルト・サクソフォン奏者としてCD「CLOVER」「Precious」「ゴルトベルク変奏曲」をリリース。アンサンブル・フィラアルバ メンバー。
オーケストラの客演奏者としても各地のオーケストラに多く出演。CM、ドラマ等のレコーディングにも多く参加。
これまでにサクソフォンを大和田雅洋、須川展也、冨岡和男の各氏に、室内楽を須川展也、中村均一、故小林裕の各氏に、ジャズを浜崎航氏に師事。
洗足学園音楽大学、神奈川県立相模原弥栄高等学校、各非常勤講師。
加藤直明(トロンボーン)
東京藝術大学音楽学部卒業。トロンボーンを故 白石直之、故 永濱幸雄、神谷敏、イアン・バウスフィールド、
箱山芳樹、山本浩一郎の各氏に、室内楽を栗田雅勝、神谷敏の各氏に師事。東京藝術大学管弦楽研究部(現・藝大フィルハーモニア管弦楽団)を経て、現在はソリストとして、またTrio”N”や金管五重奏団BuzzFiveのメンバーとして全国各地のコンサートに出演。
また、アウトリーチ活動も積極的に行っており、その功績はオーディションの審査員や研修会講師としても招かれる程厚い信頼を得ている。(一財)地域創造《公共ホール音楽活性化支援事業》、(公財)ソニー音楽財団
《こどものためのクラシック》各登録アーティスト。
Trio”N”、金管五重奏団BuzzFive、アンサンブル東風、The Best Bee-Brass in Japan、シンフォニエッタジャパン各
メンバー。
大森智子(ソプラノ)
みずみずしい感性に透明感と温もりを併せ持つ歌声で常に聴衆に喜び を与えているソプラノ。 昭和音楽大学卒業、特別賞受賞。パリ・エコール・ノルマル音楽院を審査員全員一致の首席で卒業、審査員特別賞受賞。パリ国立高等音楽院にてさらに研鑽を積む。帰国後はオペラや第九ソロ、宗教曲、全国各地でのコ ンサートで活躍。また、自身が長年取り組んでいるアウトリーチ活動では、近年アウトリーチアーティスト養成事業の講師としても各地で招かれ 成果を残している。CDは「やわらかな歌」「デュオ・ナチュレル」など。楽譜の監修も多く、「ピアノと歌う愛の歌」「ピアノと歌う世界の歌」など(ヤマハ出版)。2000年文化庁芸術インターンシップ研修員。第16回国際古楽コンクール《山梨》第2位(声楽で最高位)。(一財)地域創造・公共ホール音楽活性化事業登録アーティスト。ソニー音楽財団「こどものためのクラシッ ク」登録アーティスト。昭和音楽大学・大学院講師。藤原歌劇団団員。 公式ブログ「ソプラノ大森智子 シン・ともこもなこ!」
中鉢聡(テノール)
秋田県湯沢市出身 東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。日本オペラ振興会オペラ歌手育成部第11期修了。
藤原歌劇団団員 コンサートイマジン所属アーティスト 洗足学園音楽大学客員教授。
95年藤原歌劇団「椿姫」にてオペラデビュー。96年~97年イタリアへ留学、ミラノにて研鑽を積む。帰国後、新国立劇場のオペラ公演に出演を重ね、「こうもり」「マノン レスコー」「トロヴァトーレ」「オテッロ」「魔笛」「トスカ」「ウェルテル」「アラべラ」「ドンキショット」等、20以上の公演に出演。
藤原歌劇団のオペラ公演には、「椿姫」「愛の妙薬」「ロメオとジュリエット」「アドリアーナ ルクヴルール」「トスカ」等の作品において主役を務めている。
他に、びわ湖ホール「スティフェリオ」「アッティラ」サントリーホール「ドンカルロ」等のホールオペラや、日本オペラ協会公演の「高野聖」「天守物語」「春琴抄」「袈裟と盛遠」[夕鶴」「静と義経」等、日本オペラ作品にも出演を重ねている。
国内主要オーケストラとの共演や、ソロリサイタル、各種イベントへの出演や、「題名のない音楽会」などのTV 出演等、活動は多岐にわたっている。
乾充(サンハート館長・特別審査員)