白石光隆(ナビゲーター・ピアノソロ)
東京藝術大学附属高等学校を経て、東京藝術大学、同大学院を修了。1989年ジュリアード音楽院へ進む。1990年ジーナ・バッカウアー国際奨学金コンクール入賞。1991年学内におけるコンチェルト・コンペティションで優勝し、リンカーンセンターでジュリアード・オーケストラと協演。1992年帰国。
1994年第63回日本音楽コンクール声楽部門において、優れた日本歌曲の演奏に贈られる木下賞(共演)受賞。特筆すべきはその生き生きとした、圧倒的なリズム感と構築性、そして独自の宇宙を感じさせる微細なまでに磨かれた美しい音である。またレパートリーが広く、邦人、現代作品など分野を問わず才能が遺憾なく発揮されている。財団法人地域創造の公共ホール音楽活性化事業などの活動では全国を巡り、子どもたちへの教育プログラムにも積極的に取り組む他、後進の指導やさまざまなコンクールの審査員も務める。1年間の活動の集大成として、毎年定期的に東京で開催するソロリサイタルは2025年9月で38回を数える。意欲的なプログラムとさわやかなステージも魅力な、数少ない実力派である。ピアノを金澤桂子、高良芳枝、伊達純、小林仁、マーティン・キャニンの各氏に、室内楽をフェリックス・ガリミア、伴奏法をジョナサン・フェルドマンの各氏に師事。現在、東京藝術大学、お茶の水女子大学非常勤講師。
上手に奏で隊
2021年7月、ミュージックレストラン・アルテリーベ東京でのコンサートをきっかけに結成。クラシックをはじめとした多彩なジャンルを演奏する確かな実力と、軽妙洒脱なМCトークに定評がある。おいしい料理とお酒があればガールズトークが止まらない陽気なトリオ。
第10回サンハート・アンサンブル・オーディション最優秀賞受賞。
神谷 咲貴(ソプラノ)
埼玉県出身。7歳より桐朋音楽教室にてピアノを始める。
上野学園大学音楽学部声楽科卒業。同大学専攻科声楽専攻修了。同大学卒業演奏会出演。東京二期会オペラ研修所マスタークラス修了。
第7回東京国際声楽コンクール歌曲部門第二位(一位なし)。第36回アジア国際音楽コンクール優秀賞。第38回ソレイユ声楽コンクール入選。アンサンブルでは「上手に奏で隊」として、第10回サンハート・アンサンブル・コンクール最優秀賞。
東京二期会会員。東京合唱協会メンバー。さいたまシティオペラ会員。
齊藤日向(メゾソプラノ)
茨城県出身。愛知県立芸術大学卒業、同大学院修了。第10回サンハート・アンサンブル・オーディション最優秀賞受賞。「コジ・ファン・トゥッテ」、「フィガロの結婚」、「ホフマン物語」、「ヘンゼルとグレーテル」、「ファルスタッフ」、「ラインの黄金」、「メリー・ウィドウ」、「ファウスト」、新国立劇場「オペラをつくろう!小さなエントツそうじ屋さん」等のオペラ、ベートーヴェン「交響曲第九番」バッハ「マタイ受難曲」メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」等にソリストとして出演。似顔絵、フライヤーのデザイナーとしても活動。東京二期会会員、新国立劇場合唱団メンバー。
冨田 優(ピアノ)
北鎌倉女子学園高等学校音楽科卒業。東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒業。これまでに、日比谷友妃子、角野裕、東誠三の各氏に師事。
声楽コンクールの公式ピアニストを務める他、市民オペラの稽古ピアニスト、福祉施設や学校での演奏、テレビドラマのピアノ演奏手元吹き替え等、フリーランスで活躍中。2019年度連続テレビ小説『なつぞら』に出演。2022年イタリアで開催されたモンテフェルトロ音楽祭に参加。
ソプラノとトロンボーンとピアノのトリオ『トレフレッチェ』、ソプラノとメゾソプラノとピアノのトリオ『上手に奏で隊』に所属。