ピアノデュオ新崎姉妹
沖縄県出身。新崎誠実(なるみ)(姉)× 新崎洋実(ひろみ)(妹)による姉妹ピアノデュオ。
ともに沖縄県立芸術大学音楽学部、パリ地方音楽院(CRR-Paris)最高課程で学ぶ。演奏家ディプロム取得。岩崎セツ子、オリヴィエ・ギャルドンの各氏に師事。
2011年ブレストピアノコンクール(フランス)連弾部門にて、審査員全員一致の第1位(称賛つき)の最高賞受賞。2017年サンハート・アンサンブルオーディション最優秀賞、及び聴衆賞受賞。
日本各地、フランス、イタリアでのリサイタル開催のほか、琉球楽器とのコラボレーション企画や、観客参加型コンサート、アウトリーチ活動など、連弾の魅力を生かした意欲的なアイデアで、聴く人と“つながる”音楽を発信している。
ファーストアルバム「連弾日和 4hands days」N.A.Tより発売中。
新崎 誠実(あらさきなるみ・姉)
ドビュッシーを中心としたフランス近代作品や邦人作曲家作品をライフワークとし、他分野(美術・絵本・朗読・身体表現など)とのコラボレーション企画や、作品創作・ステージ演出などを数多く手掛ける。
パリ地方音楽院(CRR-Paris)最高課程最高課程修了、デュプロム取得。沖縄県立芸術大学卒業。
主なコンクール受賞歴に、第11回おきでんシュガーホール新人演奏会オーディショングランプリ。第38回クロード・カーン国際ピアノコンクール(フランス)第1位、あわせてフォーレ作品優秀演奏者に贈られるグッツォ賞受賞など、その他多くの国内外コンクール等で優勝、上位入賞を果たす。2013年沖縄タイムス芸術選奨洋楽部門にて奨励賞授賞。国内外でのリサイタルや、オーケストラ・室内楽共演など、その活動は多岐にわたる。(一財)地域創造音楽活性化支援事業アーティスト。
ファーストソロアルバム「ドビュッシーへの誘い~PréludesⅠ~」Studio N.A.Tより発売中。
新崎 洋実(あらさきひろみ・妹)
沖縄県立芸術大学音楽学部卒業。西銘順治賞受賞。パリ地方音楽院(CRR-Paris)最高課程修了、ディプロム取得。
大学在学時には、沖縄県立芸術大学オーケストラ定期演奏会において、梅田俊明指揮、同大学オーケストラと、E.マクダウェルのピアノ協奏曲第2番を協演。
これまで、レオポルト・べラン国際コンクール(仏)第1位。パドヴァ国際音楽コンクール(伊)ピアノ部門第1位、全部門にて第2位など、国内外のコンクールにて入賞。日本各地、フランスやイタリアにて、ソロや、室内楽などのコンサートに出演。現在は大阪を拠点に、演奏活動を行なっている。
ソロのみならず、アンサンブルピアニストとして室内楽や声楽、合唱、器楽との共演も多い。さらに小物楽器を使った演奏、創作ダンスとのコラボレーションなど、幅広いジャンルで精力的に活動を展開している。
受賞の感想とその後の活動
オーディションでは、演奏のほかに、時間・曲数・トーク内容などの限られた条件の中でステージを演出しなければいけなかったので、改めて自分たちの届けたいことを考えるきっかけとなりました。
演奏はもちろん、話す言葉や内容をブラッシュアップして何度も練りなおしながら練習した時間は非常に力となり、オーディション後のコンサートやアウトリーチのプログラムづくりもよりアイディアを膨らませることができるようになりました。